【2019年3月】ミンスクの一日

こんにちは!3月11日、東日本大震災から今年で8年が経ちました。これにより発生した福島原子力発電所の事故のことはベラルーシでも知られています。チェルノブイリの悲劇で放射能被害と闘ってきた現地の人達は、日本で起きた同様の事故について今なにを思うのでしょうか?その3月11日、ミンスクにある《仙台公園》を通りかかる現地の人々に福島事故のことについて語ってもらいました。

(田中 仁)

アナスタシアさん

(女性、20歳、ミンスク出身、マネージメントを専攻する学生)

「チェルノブイリの被害を知っている私達にとって福島の事故はとてもショックなものでした。日本のことはとても好きで、文化を学びアニメにも夢中になりました。放射能が消えるということはなく、400年もの間のこるとも言われています。それを汚染地域から完全に除去することは難しいかもしれません。」

チムールさん

(男性、30歳、ミンスク出身、障害年金生活者)

「福島で起きてしまったことは悲しい事故です。近辺の被害がどれほどのものだったかは分かりませんが、チェルノブイリ事故後のプリピャチのように戻れない地域もあるようです。私達の国でも放射能の被害に苦しむ人々がいました。私のようにチェルノブイリ事故直後に生まれた世代には、甲状腺の症状など健康への影響がありました。どうしようもない状況でした。」

エレーナさん

(女性、40代、ミンスク出身、放射線分野で働く医師)

「(福島原発事故は)本当に悲惨で恐ろしい事故で、今も結束して立派に困難に立ち向かう日本の方々には同情しています。何らかの汚染影響は残っているかもしれませんが、日本の人々ならこの問題をきっと解決できると信じています。かつて私達がチェルノブイリ事故後の被害を克服してきたように。多くの汚染地域での放射線量もそこまで大きくはなっていないと聞いています。津波などの被害で受けた住民の精神的なダメージもケアすることも大事ですし、人々が安心を得るための時間が必要だと思います。」

タマーラさん

(女性、61歳 ゴメリ州スベトラゴールスク出身、年金生活者)

「福島の事故で被害に遭われた方々に同情の意を表します。私達も1986年に同様の事故を経験しましたが、日本でのそれはより深刻なのかもしれません。発生した場所が海のそばで水が関係しているからです。世界の歴史を見ても大きな悲劇の1ページとなりうる事故であり、この知らせを聞いた時は心を痛めました。ロシアやベラルーシも復興支援をしました。被害を克服してくれることを願うばかりです!」

ジグモンドさん

(男性、85歳、ブレスト州バラーナヴィッチ出身、年金生活者で元エンジニア)

「私は日本の技術力の高さを確信していますが、福島原子力発電所の作動を止めた津波の大きさは想像を絶するものがあったと思います。私もソビエト時代に4か所の原子力発電所にいた経験がありますが、それは責任重大なものです。ベラルーシでも建設が進んでいますが、各原子力発電所は地震など全ての自然災害に備える必要があります。」