| <コンフィデンスとは> 
コンフィデンスはベラルーシを拠点とし、チェルノブイリ原発事故で被災した母子への支援活動に取り組むベラルーシのNGOです。チェルノブイリ医療支援ネットワークでは2001年からコンフィデンスへの支援を開始しました。年に1〜2回、ベラルーシを訪問した際に、会員の皆さまからお寄せいただいたカンパを届けています。そして代表のイリーナさんから活動のようすやカンパの使途についてまとめた報告書をいただきます。
 **チェルノブイリ事故についてはこちらをご覧下さい** ◆団体概要 ◆活動内容 ◆活動写真 ◆これまでの支援内容 ◆支援金の使途 <団体概要> 
 
  | 団体名 | Independent Humanitarian Association "CONFIDENCE" (独立人道組織「コンフィデンス」)
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  | 所在地 | ベラルーシ共和国ミンスク市 |  
  | 代 表 | イリーナ・アリノビッチ |  
  | 設 立 | 1998年 |  
  | 活動目的 | チェルノブイリ原発事故で被害を受けたベラルーシ国内の 母子に対し、人道的かつ社会的な支援を行う。
 |  <活動内容> 概要) 
コンフィデンスでは、チェルノブイリ原発事故の被害を受け危機的な状況にある人々(傷病者、孤児、貧困家庭の子ども、チェルノブイリ地域からの移住者、リクビダートル(事故処理従事者)の子どもなど、支援を必要としている人々)に対して、心理的、社会的、その他の人道支援を行っています。スタッフが国内の辺縁貧困地域を頻繁に訪問し、現地の状況の正確な把握に努めています。海外の様々な団体からの物的支援および日本からの支援金をもとに活動していますが、それらを危機的状況にある人々へ公平に分配するだけにとどまらず、支援を受ける人々を手助けして、支援を受けることに慣れてしまうのではなく、自分たちの力で危機的状況を克服し、自身の力や機会を信じ、子供たちの良いお手本となるよう導くことを目指しています。
 プロジェクト詳細) 
 
  | Chernobyl Victims: *物資の援助
 衣類、靴、ベッド用品、ベッド、自転車、ミシン、乳母車、乳児用および成人用オムツ、食料品などの実用品の援助。
 毎年、被害を受け貧困に苦しむベラルーシの約1500の家族が支援を受けている。
 
 *保養プログラム
 ヨーロッパの非汚染地域での保養プログラム。病気の子どもたちや自分たちで費用をまかなうことのできない家庭の子どもたちを対象とする。
 毎年300−400人の子どもたちが参加し、ホームステイまたは下宿生活で2−4週間過ごす。
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  | Health education: 事故後の世代のベラルーシの子どもたちや青少年が健康を保つための支援プロジェクト。
 環境教育、健康的な生活の育成、健康的な生活を送るための実際的なスキルトレーニングを指針とし、様々なプログラムを実施する。
 具体的には、環境教育や、正しい食生活、心のバランスを保つこと、活動と休養のバランス、運動や体操、ヨガ、マッサージなど健康に役立つスキルの指導など。
 毎年100人の子どもたちが受講している。
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  | Youth burnt by Chernobyl fire: 事故で直接被害を受けた青少年への支援プロジェクト。
 事故によって重篤な病気をかかえ、手術、放射線治療、化学療法を受け、合併症に苦しんでいる若者に対し、心理学者やソーシャルワーカーのサポート、就職や教育を受ける手助けなどを行っている。
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  | The Bridge of Friendship: ベラルーシ国内の危機的な状況にある特定の家族に対し、定期的な支援を行う国外の家族を探している。
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  | The confined childhood: ゴメリの刑務所に母親とともに収容されている子どもたちへの支援プロジェクト。
 子どもたちは刑務所内の小さなシェルターに住んでおり、通常の生活、発達、教育などの状況にないため、玩具、衣類、靴、オムツ、ベッド、乳母車などを贈っている。
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  | Chernobyl Madonna: 原発事故が未来の世代に直接影響を及ぼす問題に対するプロジェクトで、以前にガンを患い、現在子どもを産む世代になった若い母親とその子どもに対して、医学的、心理学的、社会的および人道的支援を行う。
 
 *心理学的支援:
 子どもを持つかどうかについての意志決定を支援する。家族計画において、また妊娠期間中および出産後に心理学者のアドバイスを受ける。
 
 *医学的支援:
 妊娠前、妊娠期間中、出産後を通して小児科医を含む医師のアドバイスを受ける。そのほかマッサージ、体操など従来と異なる方法で母親と子供の健康保持につとめる。
 
 *人道支援:
 食料品、ビタミン剤、ベビーフード、衛生用品、乳母車とベッド、衣類と靴などの支援。1歳半までの子どもへの健康的な食料品の配給、働く母親へのボランティアによる無料のベビーシッターサービス、物的支援として子どもを持つ母親へ現金か食料品の月々の小包など。
 
 *保養:
 以前にガンを患った妊娠中(特に妊娠1−4ヶ月の期間)の若い女性を非汚染地域で保養させる。
 2−6歳の子どもを持つ母親については、子どもの健康向上のためヨーロッパ各国で毎年保養するプログラムがある。
 
 *健康教育:
 健康教育のためのスクールを企画し、正しい生活を送るためのアドバイスを行うことで母親と子どもの健康保持を支援する。
 放射能汚染のある生活とない生活について、また健康保持のために選択すべきことを指導する。母親と子どもたちのための健康な食生活、活動的な生活、ストレスへの対処法、衛生についての教育、マッサージや体操の仕方の指導、教育的な番組の視聴などを行う。
 |  <活動写真> 
 
  
  | スイスでの保養プラグラム(2009年) |  
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  | Educational project(2007)
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  | Intercultural contacts(2007)
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  | Rest in Swiss(2007)
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  | Rest in Astria(2007)
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  | Social plots(2007)
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  |     |  <これまでの支援内容> ※支援金は、事務所の維持費、各プログラムの運営費の一部として使われています。 *2001年:活動運営費として$500
 *2002年:活動運営費として$1200
 *2003年:活動運営費として$600
 *2004年:活動運営費として$1050
 *2005年:活動運営費として$900
 *2006年:活動運営費として$900、ノートPC購入費として$500
 *2007年:活動運営費として$900
 *2008年:活動運営費として$900
 *2009年:活動運営費として$900、保養プログラム経費として$600
 *2010年:活動運営費として$900
 *2011年:活動運営費として$900
 *2012年:活動運営費として$900
 *2013年:活動運営費として$900
 <支援金の使途(会計報告)> *2007年度 *2008年度 *2009年度 *2010年度 *2011年度 *2012年度 
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