【2019年10月】ミンスクの一日

 10月の三週目、小春日和が来たミンスクから散策スポットのご紹介です。最高気温も20度近くまで上がったさわやかな秋晴れの中、街の中心部に並ぶ公園を訪れていきます。

チェリュスキンツェフ公園

最寄りの地下鉄駅も同じ名称の公園で、1932年にメインストリートの《プロスペクト・ネザヴィシモスチ(独立通り)》沿いに開園しました。78ヘクタールの園内には、多くの木々に囲まれた静かな道やアトラクションが設置された遊園地があり、大人から子供まで幅広い年齢層の人が訪れます。

チェリュスキンツェフ公園~入口
チェリュスキンツェフ公園~アトラクション

ミンスク中央植物園

 チェリュスキンツェフ公園に隣接する植物園で、同じく1932年にオープンしました。入場は8ルーブル(400円少々)で、学校の遠足地や観光名所、また生物学等の研究者達に愛される場所として有名です。およそ150ヘクタールの敷地内に約10000種類の植物、美しいフラワーロードを通って奥に進んで行くと、白鳥の湖が広がります。湖に囲まれた中心の小島には白鳥も日光浴をしに上がってきます。

ミンスク中央植物園~入口
ミンスク中央植物園~中央
ミンスク中央植物園~バラ
ミンスク中央植物園~湖

ゴーリキー公園

 1805年創設の古い歴史を持つ公園です。植物園があった場所までは独立通り沿いにつながっています(地下鉄で3駅、徒歩で30分)。面積は28ヘクタール程ですが、中心地に位置しており、常に多くの人が訪れます。園内には60種類の木々に囲まれた並木道や子どもの遊び場、またプラネタリウムや大観覧車もあり、多目的で楽しめます。

ゴーリキー公園~プラネタリウム
ゴーリキー公園~観覧車
ゴーリキー公園~小川

ヤンカ・クパーラ公園

 ゴーリキー公園の向かい側に位置しています。有名なベラルーシの詩人・作家ヤンカ・クパーラに敬意を表して1950年に造られた公園です。入口付近からは独立通りの道路を挟んでサーカス場が見えており、園内にはヤンカ・クパーラ氏が残した書物等が展示されている博物館があり、その先を流れるスヴィスロチ川を越えて行くとオペラ劇場があります。芸術に彩られた雰囲気を持つこの公園では野生のリスを見かける機会もあります。

ヤンカ・クパーラ公園~並木道
ヤンカ・クパーラ公園~博物館
ヤンカ・クパーラ公園~オペラ劇場

コムソモリスコエ湖

 オペラ劇場の近くを流れるスヴィスロチ川沿いに街の中心に戻ってきて、さらに水の流れる方へとずっと歩いて行くと(バスで5分、徒歩30分)この水域一帯にたどり着きます。川沿いに幅400メートル・長さ1.5㎞続く散歩コースがあり、青い水辺には黄色く染まった森林が広がります。その中をゆっくりと歩いたり、座って読書をしたりする人たちを目の当たりにする時、まさに黄金の秋の訪れを感じます。

(田中 仁)

コムソモリスコエ湖~黄金の秋
コムソモリスコエ湖~散策
コムソモリスコエ湖~散歩コース
コムソモリスコエ湖~水辺
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