【2018年10月】ミンスクの一日

こんにちは!秋のミンスクからです。といっても10月が終わろうとしている現地の気温は6℃~0℃と西日本の冬なみの気候です。そんな中で、毎年この時期にミンスクを中心に催される文化イベント《日本の秋》は現地のベラルーシ人と私達日本人との友情をより深めてくれる温かい交流の場となっています。

在ベラルーシ日本国大使館の主催により2013年から始まったこのフェステイバルは、毎年9月から11月の間に様々な日本文化紹介の行事を各都市で開催するものです。その中には伝統的な茶道・書道・生け花などのデモンストレーションや近代日本映画上映など現代の日本文化を紹介するものがあり、さらにコンサートやスポーツ競技会など盛りだくさんの内容です。また、それぞれの分野での日本人スペシャリストやロシア圏の日本文化研究家達による実演参加により、地元でも大人気のイベントとなっています。営利を目的としない日本文化紹介事業が対象で、参加希望者・団体は大使館広報部に申し込みます。

私も2016年は地元のテレビONT局の研修生として、アニメコスプレ大会、書道・墨絵・教室、合唱団コンサート、茶道デモンストレーション、着物の着付けレクチャーなどより多くのイベントを取材、去年は空手セミナーを見学させていただきました。そして現在、ベラルーシで開催中の第6回《日本の秋》で訪れた行事が漫画家【水木しげる氏の歴史】を知るレクチャーでした。講義が行われた《日本の秋2018》の主催協力者でもあるベラルーシ国立美術館では9月21~11月25日の間、【日本における1970年代の線画】展が開かれています。

毎年《日本の秋》フェステイバルへ行かせてもらうなかで、話をさせていただいた日本から来た専門家の方々、ベラルーシ人の現地参加者ともに、このイベントを通じてよりお互いの国に親近感を持たれたことを満足された様子で語られてるのが印象的でした。私たち訪ベラのメンバーがミンスク10番病院のラリッサさんやブレスト内分泌診療所のアルトウールさん、ヴァロージャさん達と協力して仕事をする過程で深まっていく親交にも共通するものを感じました。このように、原発事故の歴史を持つ日本とベラルーシですが、それ以外にも共有できるものが豊富にあることを感じさせてくれる文化行事が現地で行われています。そこに居あわせるベラルーシ人の日本文化に対する関心の高さ・知識の豊かさ・憧れの強さにとても嬉しくなります。 (田中 仁)