フクシマの現状
福島での原発事故から現在まで多くの時間が経過しました。チェルノブイリ原発事故における医療支援(ベラルーシ)を行なってきた、NGOの立場から現状をみた場合に、次のような点を課題として挙げることができます。
フクシマ
- 甲状腺がんの専門医が現地にいない(もしくは信用されていない)
- 医療費が有料である
- 政府や福島県による甲状腺がんの検診は2年に一度である
- 受診率30%台を推移している。原因のひとつに医療機関が現地から信用されていない点がある。
ベラルーシ
- 医療費が無料である
- 事故から30年を経て、医療技術における格段の進歩が得られた (日本からの長年のフォローが実を結んでいる)
取り組む課題
こうしたことから、私たちはベラルーシでの経験を今後のフクシマにおいて展開していくことを決めました概要については、次のとおりです。
今後の計画・予定
- ベラルーシ医療機関、患者家族による講演会および相談会(検診)
- ベラルーシの医療機関による写真での診断(セカンドオピニヨン)
- ベラルーシ大学日本語教育センターが協力予定