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チェルノブイリ通信 No.50 (4)
2001年8月4日発行
特集 「〜原発事故から15年〜チェルノブイリからの報告会」開催
報告・第9回ストーリン地区病院での検診から
走れ雪だるま号
・チェルノブイリ支援運動・九州 第11回総会

チェルノブイリ支援運動・九州 第11回総会

2001年3月24日(日)14時より
北九州市八幡西区オリオンプラザ会議室にて

1、2001年度活動報告
[1]主な活動

1.移動検診車導入による早期診断・治療システム確立のための第7回移動検診団、チェルノブイリ支援運動・九州第14次調査団の派遣

【期間】2000年6月16日(金)〜27日(火)

【メンバー】
片桐 誠(永寿総合病院外科部長) 原田種一(川崎医療短期大学教授、広島大学名誉教授) 佐々木 栄司(伊藤病院医師) 小林恵美(大阪府立看護大学医療技術短期大学臨床検査学科助手) 山田英雄 (医療通訳・コーディネーター) 菊川憲司(通訳、支援運動・九州顧問)津島朋憲(支援運動・九州 運営委員) 矢野宏和(支援運動・九州代表)

【支援物資】

移動検診用機器 746、773 円
医学書 950ドル
甲状腺術後のための医薬品 450、219 円
現地調達 4、545ドル
医療機器(外科手術道具一式×2セット、医療用冷蔵庫)  482、420 円

【支援先】
ストーリン地区中央病院、甲状腺ガンセンター(第一病院内)、医学再教育センター内分泌教室、ベラルーシ国際赤十字、

2.移動検診車導入による早期診断・治療システム確立のための第8回移動検診団、チェルノブイリ支援運動・九州第十五次調査団の派遣

【期間】
2000年11月2日(木)〜15日(水)

【メンバー】
武市宣雄(広島甲状腺クリニック院長) 清水一雄(日本医科大学第二外科教授) 山田規予美(日本医科大学第2外科医師) 藤岡智美(広島甲状腺クリニック 臨床検査技師) 山田英雄(医療通訳・コーディネーター) 矢野宏和(支援運動・九州代表) 河上雅夫(支援運動・九州運営委員)

【支援物資】

移動検診用機器 860、004 円
医学書 29、400 円
甲状腺術後のための医薬品 450、219 円
現地調達 4、500ドル
医療機器(外科手術道具一式、撮影装置付き顕微鏡) 868、475 円

【支援先】
ストーリン地区中央病院、甲状腺ガンセンター(第一病院内)、医学再教育センター内分泌教室、ベラルーシ赤十字

3.機関誌の発行
 『チェルノブイリ通信』を四回発行し、会員ならびに関係者・関係団体へ送付した。
      No.46  2000年 4月 1日
      No.47  2000年 8月 1日
      No.48  2000年 1月20日
      No.49  2000年 3月10日

4.活動10周年記念誌の出版
 1990年6月の発足以来活動10周年のあゆみや関係者の声をまとめた、『チェルノブイリとともに〜十年のあゆみ〜』を出版した。(定価¥1050、1000部発行。事務局で受注・発送)

5.チェルノブイリ原画展・写真パネル展の開催
 ・共星の里世界子ども美術館(福岡県甘木市)
  2000年4月3日〜
 ・中津市立小楠小学校児童会
  2000年10月26日〜11月4日

6.イベントへの出展

 ・地球市民どんたく(福岡市)10月14日(土)、15日(日)福岡市天神ソラリアプラザ
  活動紹介ならびに民芸品(のぞみ二一作品含む)と書籍販売を行った。

[2]チェルノブイリ支援運動・九州の組織の現状
1.運営委員会体制、活動について
 ・運営委員会を月1回開催し、事案の検討を行う。 運営委員会後「運営委員会だより」を各窓口、顧 問の方々へ発送し、状況報告、意見の収集を行う。
2.現在の会員数     2、757名

2、2001年度の取り組み(事業)

1.「移動検診車」導入による早期診断・治療システム確立のための第9回移動検診団、第16次調査団派遣
  6月頃に専門家・スタッフによる検診団を派遣し、移動検診、調査、医療機器提供を行う。

2.「移動検診車」導入による早期治療・診断システム確立のための第10回移動検診団、第17次調査団派遣
  10月頃に専門家・スタッフによる検診団を派遣し、移動検診、調査、医療機器提供を行う。

3.チェルノブイリからの報告会・交流会の開催
  4月14日〜28日の間、ベラルーシからのゲストによる報告会を全国9ヶ所で開催。また2学校で交流会を持つ。

4.活動紹介リーフレットの制作

5.チェルノブイリ通信の発行(年3〜4回)

6.雪だるま号の活用
  チェルノブイリ支援を行っている国内の団体に、ベラルーシの交通手段として雪だるま号を活用してもらう。帰国後報告を受ける。

(2001年度活動における重点項目)

【5年間の移動検診の総まとめ】
 ・1997年よりストーリン地区を中心に行った 全10回の移動検診プロジェクトについての総括
 ・評価及び今後の展望などについて、専門家・事務 局スタッフによるの総括会議(時期未定)を持つ。
 ・検診結果整理と集約を進める。

【2002年度以降の活動へ向けた取り組み】
 ・ストーリン地区での移動検診の総括を元に、2002年度以降の事業内容を検討する
 ・新しい移動検診実施区域や、リクビダートル(被曝労働者)医療支援の可能性模索など

【財政基盤の拡大】
 医療支援その他の活動を充実させるため、支援資金(特にホルモン剤支援のため)の拡大を行う。
1)会員の拡大
 ・郵便払込票付きのリーフレット作成(現行の移動検診プロジェクト期間に当たる2001年度のみ使用)等による、活動紹介ツールの充実化
 ・各地での報告会などを通して正確な現地情報を伝え、より多くの人へ理解と支援を訴えていく
2)助成金申請
 ・可能な限り各種助成金・補助金への申請を行う (NIS支援室、ボランティア貯金など)
3)事業収入の増加
 ・書籍販売、物販(のぞみ21の作品等)による収入拡大
 ・チェルノブイリ支援コーヒー販売システムの整理、販促
【情報発信・啓発活動の充実】
 ・チェルノブイリ通信、ホームページの活用
 ・写真パネル展の出展(学校やコモンスペースなど)
 ・バザー出店(のぞみ二一の作品販売、リーフレッ ト・資料の配布)
 ・活動紹介のための資料作り(スライド・ビデオ・写真パネル・資料集など)
 ・移動検診関係者による報告会、講演会などの開催

【運営体制の強化】
 ・事務機能の安定化(日常の事務処理、運営委員会 事業計画、役割分担など)

【その他】
 ・地域の他団体との連携、イベントへの出展などを 通し、地域に根付いた、顔の見える活動を進める
 ・国内の他チェルノブイリ支援団体との交流、情報 交換
 ・新しく活動に関わる人を増やしていく(報告会、 講演会、事務ボランティアなど)

3、運営体制
2001年度役員
  代表      矢野宏和
  運営委員長   中村隆市
  副運営委員長  津島朋憲
  事務局長    寺嶋 悠
  運営委員    矢野宏和、中村隆市、河上雅夫、 山口英文、津島朋憲、大友泰樹、 岩見知代子、谷口 恵、寺嶋 悠
  事務局     寺嶋 悠、谷口 恵
  監事      福井寿雄、安永京子

規約改正について
 ・以下3ヶ所が改正された
 (事務所)第2条
  旧:本会は、本部事務所を北九州市に置く。
  新:本会は、本部事務所を福岡県内に置く。
 〈理由〉事務所移転のため
 (専任)第8条 2
  旧:代表、事務局員は運営委員を兼ねる。
  新:代表は運営委員を兼ねる。
 〈理由〉事務局員が自動的に運営委員になるのではなく、責任の重さなどから考慮し、事務局員であることと運営委員になるかどうかは別にすべきであるため。
  付則一.
  旧:この規約は、2000年2月20日(総会の日)より施行し適用する。
  新:この規約は、2001年3月25日(総会の日)より施行し適用する。
 〈理由〉規約改正に伴う日付の変更による。

活動紹介リーフレットが完成しました!

 チェルノブイリ支援運動・九州の活動を分かりやすく紹介したリーフレットが新しくなりました!
現在取り組んでいる移動検診システムの説明のほか、写真を多く使い、雪だるま号、のぞみ21なども紹介。カラーの三つ折りで、郵便振込もはさんでいます。
 お知り合いをご紹介下さる方、職場やお店などに設置して下さる方は、ぜひ事務局までご連絡下さい。
ご希望数を無料でお送りいたします!tel. 093-203-5282まで。

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